ジューロの技術
Dr.TAKUBO's COLUMN
誘導加熱方式による金属焼付け乾燥技術
従来の金属焼付け乾燥は、ガス熱風が主流でした。
予てより研究開発を進めていた電気エネルギーによる誘導加熱乾燥技術がいよいよお目見え!
その乾燥技術の原理と特徴を解説します。
従来のガス熱風乾燥炉は、ガス等化石燃料をエネルギー源として燃焼させ、炉内を加温し、その中に塗装済みのワークを投入し、時間をかけて乾燥(キュアリング=硬化)させていました。電気をエネルギー源とし、磁気発生コイルに電気を流して磁場を起こし、金属の磁力による抵抗エネルギーの発熱(ジュール熱)作用を利用したのがこのジューロ乾燥システムです。
※ジューロ(Jou-lo)=ジュールの法則+乾燥炉の造語です。商標登録
「ジューロ」の技術とは、このジュール熱と乾燥炉をドッキングさせたタクボオリジナルの金属焼付け塗装用乾燥技術です。
◎金属の母材から塗料を乾燥させるため、ピンホールや、わき等、品質の影響を受けにくく高品質化が実現
◎約3分ほどで200℃まで昇温可能なため、大幅な乾燥時間の短縮を実現
◎乾燥時間が短縮でき設備のコンパクト化を実現
従来型金属焼付け乾燥との比較(イメージ)