ロボットにパールペイントは必要か?
Dr.TAKUBO's COLUMN
スワン物語 Vol.2
見せて、魅せる塗装を。
あながち塗装設備は黒子的存在で、秘密が多い。
メーカーの戦略的な物作りもあり、公開しない。
この風潮は間違っている。最新の技術は公開し、参考にし技術を高めるものであると思う。
それ以前に汚い、暗い設備は卒業しなければ業界は発展しない。
タクボエンジニアリングは、見せる設備を提案している。
納入した設備のほとんどは、クリーンルーム内塗装で、窓付き、通路付きをデザインしている。また、お客さま独自にモニタを設置して、スポンサーにプレゼンテーションするという気合の入れようだ。
そこで、タクボ製ロボットは、ペイントデザインを施している。
スワンロボットはパールペイントだ。お金と手間はかかるがきれいだ。魅力的である。
とあるユーザーの従業員がこれを見て「かっこいい。」「これで仕事したい(塗装を自動化したい」と社長に懇願して、導入された企業がいる。
こんなエピソードを聞かされた。「作業者に、塗装現場は常に綺麗にしろ! 飛び散ったオーバースプレーも綺麗にしなさい」と。
「そうしたら、バランスアームロボットをきれいに掃除したと思ったら、ロボットの塗装がはげた。綺麗になったのか、どうか訳がわからなくなり、設備の見栄えが悪くなった。」
こんな塗装設備は作りたくないのです。
塗装はかっこいい仕事だから。