ドライテック®(塗装専用乾燥機)
高性能熱交換システムを採用し、安全性・品質・経済性・作業性・拡張性に優れた乾燥機です。
乾燥技術と言われる所以。
如何にして最高の仕上がりを実現するか。しかも、安全に効率良く環境に対応した作業が可能か。極めて高い基準で、広範囲にわたる作業性を考慮し完成したかたち、それが、ドライテックです。
ラインナップ
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ドライテック 標準品DRY TEC
間接加熱方式 排熱回収型ガス熱風乾燥システム 塗装専用乾燥機 乾燥炉
塗装乾燥用
ドライテックは、優れた経済性・安全性・仕上がりを可能にした、タクボ式排熱回収型ガス熱風乾燥システムです。
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特注品 GO-503050ドライテック
特注品 大型乾燥機 片扉式
乾燥用/水系塗料/溶剤系塗料/塗装乾燥用/大物ワーク用
塗装専用乾燥機 乾燥炉のベストセラー ドライテック の特注品 大型塗装専用乾燥機 設置例。 ドライテックのカスタムオーダーの例です。ドライテックは、その他山形乾燥炉(トロリー仕様)や、アニーリング対応、遠赤外線仕様、自動化コンベア仕様等々様々なタイプに対応可能です。
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中型乾燥機 GO-2018Sドライテック
間接加熱方式 排熱回収型 熱風乾燥機 片扉式
乾燥用/塗装乾燥用
ドライテック 中型乾燥機 小物〜様々な大きさのワークをマルチ対応出来る片扉タイプ熱風乾燥機です。
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小型乾燥機 GO-1013ドライテック
標準品 小型乾燥機 片扉式
塗装乾燥用
塗装乾燥専用 片扉式 排熱回収型 小型熱風乾燥機 GO-1013
オリジナル熱交換システムを採用し、無駄なエネルギーコストを抑えた、小型塗装乾燥機です。 -
特注 乾燥機 GOW-2019Sドライテック
間接加熱方式 排熱回収型 熱風乾燥機 前後扉式
乾燥用/塗装乾燥用
ドライテック 中型乾燥機 小物〜中物、大物ワークなど様々な大きさのワークの乾燥に対応。
生産性を向上させる前後扉式の熱風乾燥機です。 -
乾燥機 GOW-2522ドライテック
間接加熱方式 排熱回収型 熱風乾燥機 前後扉式
塗装乾燥用
ドライテック 中型乾燥機 小物〜中物、大物ワークなど様々な大きさのワークの乾燥に対応。生産性を向上させる前後両扉式の熱風乾燥機です。
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乾燥機 GOW-1713ドライテック
間接加熱方式 排熱回収型 熱風乾燥機 前後扉式
塗装乾燥用
ドライテック 中型乾燥機 小物〜中物、大物ワークなど様々な大きさのワークの乾燥に対応。
生産性を向上させる前後両扉式の熱風乾燥機です。
塗装乾燥のベストセラー機 ドライテック
1975年販売開始以来50年以上、タクボエンジニアリングが守り続けているものがあります。それは、塗装の専用機器であること。それは、他に類を見ない塗装乾燥専用炉で、塗装作業を考えた機器設備であることです。
多くの機能は語り尽くせませんが、代表的な特徴とそのメリットをご案内いたします。
塗装乾燥用として安全性を確保している
- 蒸発した溶剤が充満している炉内に火種を入れない、燃焼室と炉内を分離した構造を設計することにより、安全性を担保しています。
- 間接加熱方式を採用し、効率よく乾燥できる仕組みを設計しています。
安全性・経済性・品質・作業性・拡張性 など総合性能を装備している
- 塗装乾燥に必要な熱エネルギーと十分な酸素の供給は怠りません。塗料に対応した十分な燃焼量と、毎分5m3の新鮮な空気を取り入れ、塗料の性能を発揮する環境を実現しています。
- 断熱材をサンドしたパネル構造のため、設置や移転、拡張性が高く、バッチ式からライン、山形乾燥炉まで対応可能です。また、始動時の立ち上がりも早く、作業性生産性に富んでいます。
- タクボエンジニアリングが誇るドライテックの心臓部「熱交換器」で、約85%の熱交換は、エネルギーコストを抑え、塗装コストの削減化に貢献し、塗装コストを抑えます。
乾燥機に求められる安全性
塗装乾燥における安全性とは、蒸発した溶剤に火種を入れて引火させないこと。
バーナーなどによる加熱時の火種は炉内へ一切持ち込まないこと。安全に炉内を加熱して、塗料を硬化させることにあります。
炉内に火種を入れない
乾燥方式の1つ 間接加熱熱風方式
- 塗装乾燥方式は3つ。「熱⾵乾燥」「近⾚外線乾燥」「遠⾚外線乾燥」。ドライテックは「熱⾵乾燥」。さらに直火式と間接式とに分けられ、安全性の高い間接加熱方式を採用しています。
- 燃焼室と乾燥室とに分けた設計で、間接加熱、熱風乾燥方式の乾燥機となっています。
ドライテックは、間接加熱方式を採用し、安全性を高めています。塗料に熱が加わり溶剤が蒸発する過程における、蒸発ガスが塗膜に影響を与えることを防止しています。また、直火式に対して、ドライテックは、炉内に火種を入れない間接加熱方式のために、引火する危険性を回避しているため、極めて安全性が高い乾燥機です。
溶剤が充満している炉内に火種を入れない
- 燃焼エネルギーは、燃焼室を通じ、熱交換器にて熱エネルギーを伝達し、炉外へ排出します。
- 直火式に比べて、極めて安全性が高い、燃焼方式です。
ガスチェッキング予防
- 毎分5m3の新鮮な空気を炉内に取り入れ、炉内の蒸発した溶剤を排出することで、塗膜への影響を防止しています。
- 豊富な酸素と、均一な熱エネルギーで不良のない塗膜を形成します。
プレパージとポストパージ機能が安全品質性能を向上
- 事前換気(プレパージ)で、溜まっている未燃ガスを排出して、ガス爆発を未然に防ぎます。
- 事後換気(ポストパージ)で、乾燥後の炉内の蒸発した揮発性溶剤を強制排気、冷却浄化し炉内の安全性を高めます。
2つの基礎設計。間接加熱方式と熱交換システム。
塗膜が硬化するプロセスを追求すると、必然的に合理的な仕組みが見えた。間接加熱方式と熱交換システム。
高品質化と低コスト化、作業性に至るまで、生まれた数々のメリットすべてが乾燥技術です。
熱交換器システム
- 給気して排気する。このプロセスに、独自開発の熱交換器を配置。入る空気に排気する熱を約85%で伝達し、熱エネルギーを再利用しています。乾燥に関わるエネルギーコストを削減します。
- 毎分5m3を炉外へ排気します。塗膜形成に必要な酸素と、悪影響を及ぼす蒸発する溶剤を合理的に入れ替る熱交換システムです。
間接加熱方式は安全性を優先します。
- 炉内は、溶剤の爆発危険領域です。ドライテックは、間接加熱方式を採用。溶剤で充満する炉内に一切の火種を入れない構造で、安心安全を担保しています。
- 間接加熱方式は炉内の温度分布が良く、炉内はほぼ均一に加温され、乾燥品質のばらつきを予防しながら、乾燥効率を高めています。炉内へほぼ一杯にワークを入れても、乾燥ムラが起こりにくいのも、間接加熱方式の特徴です。(※ワークの形状や塗料の性能に状況が変わる場合があります。)
安全性を考慮した仕組み ー 間接加熱方式
塗料は、加熱することで乾燥(硬化)します。また、加熱される過程で塗料に含まれる溶剤が気化し引火性の高い状況を作ります。ドライテックは、乾燥室に引火しないよう燃焼室を分離した間接加熱方式を採用しています。
乾燥室内は常に安全領域へ。
乾燥室内の気化した溶剤は、引火性が非常に高く濃度を超えると大変危険となります。ドライテックは、毎分5m3(GO、GOW25型以上は10m3以上)の新鮮な空気を取り入れ、乾燥室内を常に安全な領域で保っています。
間接加熱方式と直火方式の違い
- 間接加熱方式(熱風式)ドライテック:炉内を直接加熱せず、燃焼室を別にし炉内を加熱する。
- 直火加熱方式(直火式):炉内を直接加熱し、被塗物を乾燥させる。
塗装品質が際立つドライテック
- 燃焼ガスが炉内に入ることがないので、ガスチェッキングは皆無。乾燥機に起因する乾燥トラブルはありません。
- 水溶性塗料にも適応するドライテックはオールマイティです。
熱源を問いません
- ドライテックは、都市ガス、LPG、はもとより、電気、遠赤外線など、様々な熱源に対応します。
- 焼成炉、電気炉、溶剤乾燥炉、水切り乾燥、UV炉など素材や、塗料に応じて幅広く対応します。
ドライテックに関するご質問ページ
図面のご確認を
図面のサイズ等が変更されている場合があります。弊社まで必ずご確認ください。
ドライテック 解説資料
データをダウンロードできます
ドライテック 解説資料 ver.1.5 2020.07(200703 DRYTEC営業用プレゼン資料 V1.5 koho.pdf:9MB)
ドライテックはタクボエンジニアリング(株)の商標登録です。