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熱交換器(DRY TEC)

ドライテック内部機器

塗装用乾燥機の心臓部、熱交換器 外気を約85%の熱交換で効率良くコストを抑えた熱交換が可能 高品位塗装乾燥と省エネの両方をを発揮する乾燥機ドライテックを支える熱交換器
熱交換器 CG
熱交換器 CG

 排気する熱を効率良く再利用し、無駄に熱を廃棄せず、再利用する熱交換器。プレート式ヒートチェンジャー方式を採用。ドライテックの間接加熱乾燥方式が黄変を無くし高品位乾燥を実現。ドライテックを支える心臓部です。

乾燥機ドライテックの熱交換器

熱交換器とは

 間接加熱方式の塗装専用乾燥機「ドライテック」内部設計され、プレート式ヒートチェンジャー方式により約85%の熱交換率という高い熱伝達機能を持つ器具です。熱交換率が高いほど、効率的に熱を移動させることができ、エネルギーの節約やプロセスの効率化に貢献します。

  • プレート式ヒートチェンジャー方式採用
  • 排気する熱を再利用
  • 85%の熱交換率でエネルギーコストを抑える

熱交換器の必要性

 燃焼熱エネルギーの再利用。そのまま排気(廃棄)するのではなく、給気される新鮮な空気に熱を伝達し、燃焼エネルギーを節約する。タクボエンジニアリングでは、独自開発の熱交換器を採用し、燃焼エネルギーを再利用して、エネルギー消費を抑えています。

乾燥機に必要な要件

  • 法令遵守 → 消防法や火災予防条例 → 炉内に火種を入れない構造  乾燥物品が直接熱源と接触しない構造とすること。
     『火粉が混入するおそれのある燃焼排気により直接可燃性の物品を乾燥するものにあっては、乾燥室内に火粉を飛散しない構造とすること。(火災予防条例 抜粋)』
  • 安全性 → 火災予防機能 → 火種を炉内に持ち込まない、間接加熱方式
  • 乾燥品質 → 不良のない高品位乾燥 → 塗料の性能を発揮。新鮮な酸素を炉内に供給。
  • 経済性 → エネルギー消費の削減 → 熱交換器による約85%の熱交換率
  • 拡張性 → パネル構造で設計自在 → 移転拡張やクリーンルーム内設置、熱源変更など
  • 環境対応 → エネルギーの再利用 → 温暖化に貢献

法令を遵守し、エネルギーを無駄に消費しないものづくり

省エネ効果が環境保全に貢献
省エネ効果が環境保全に貢献

 塗装用乾燥機の使用には、危険災害が伴うリスクが高い分消防法や条例など多くの規制がかけられています。また、塗料の性能を発揮させるために乾燥性能や、あるいは環境性能を向上させるためにあらゆるテクノロジーが必要となりこれらが塗装用乾燥機選びの重要な鍵となります。

 乾燥性能はもとより、特に環境性能においては、省エネ化や再利用などの機能が重要になります。

高効率熱交換の構造

熱交換の仕組み プレート式ヒートチェンジャー方式

熱交換の仕組み プレート式ヒートチェンジャー方式
熱交換の仕組み プレート式ヒートチェンジャー方式

 熱交換器は、鋼板を蛇腹折りにしてパッケージ化。さらに2つの部屋に分離。鋼板に凹凸を施すことで表面積を多くし熱伝達効率を高めています。

プレート式ヒートチェンジャー方式

  • 排気する熱エネルギーをプレート鋼板へ伝達し新鮮外気にその熱を伝達します。
  • 熱交換器内部の蛇腹折りプレート鋼板が2つの部屋に分離。排気熱と新鮮外気のそれぞれのルートに分け
    混じること無く熱を伝達します。

構造

熱交換器 内部構造
熱交換器 内部構造

● 熱交換器内に鋼板プレートを蛇腹折りにして収納
● 2つの部屋に分離
● プレート鋼板に凹凸を施し表面積を多くし交換を率向上させる

効率よく熱交換する蛇腹折り

鋼板 蛇腹折 塗料や仕様により変更する場合があります。※プレート式熱交換器は(株)タクボ精機製作所の特許技術です。
鋼板 蛇腹折 塗料や仕様により変更する場合があります。※プレート式熱交換器は(株)タクボ精機製作所の特許技術です。

 内部の蛇腹折り鋼板で2つの部屋に分離。左右の空気が混ざらずに熱交換。また、プレート鋼板にエンボス加工を施し表面積を多くし熱交換率を上げています。

● 920X12,000mmの鋼板を4mmピッチで約202mmまで蛇腹折します。
● さらに、凹凸のエンボス加工を施します。 ● 重量は約38.2 kg

高い熱交換効率を持つ理由

なぜ熱交換器(プレート式ヒートチェンジャー方式方式)が高い熱交換率を発揮するのか?

1 広い表面積

プレート式熱交換器は、薄い金属プレートを多数重ねることで、非常に広い表面積を確保し、これにより、効率的な熱伝達が可能。

2 薄い流路

プレート間の流路が非常に薄いため、流体がプレートに密接して流れ、熱伝達係数が高くなる。

3 乱流促進

プレートの表面にはさまざまな模様や凹凸があり、流体に乱流を発生させます。乱流は熱伝達を促進するため、熱交換効率が向上。

4 逆流方式

プレート式熱交換器は逆流方式(カウンターフロー)を採用。逆流方式では、流体間の温度差が全体にわたって大きく保たれるため、より多くの熱が伝達される。

熱交換器図面

寸法 W 350 mm × H 925 mm × D 204 mm
重量 約38.2 mm

データをダウンロードできます

PDF 熱交換器図面(図面 熱交換器.pdf:760KB)

熱交換器の仕様

型式 KN-102  
熱交換器型式 プレート式熱交換器  
圧力損失(参考値) 100pa  
350mm  
高さ 925mm  
奥行き 204mm  
給排気口サイズ 120 x 200mm  
伝熱板面積 約12m2  
ケース側・横板 SPCC T=1.0  
伝熱板 t=0.27 アルスター鋼板 
折ピッチ 4mm  
本体重量 約38.2kg  

ドライテックはタクボエンジニアリング(株)の登録商標です

ドライテックロゴマーク
ドライテックロゴマーク

2025.01.21

※ 熱交換器単体販売も可能です。 お問い合わせください。

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