高度塗装技術 Rの技術(ドアミラー塗装システム)
高度塗装技術
高度な塗装技術「Rの技術」が 究極の管理薄膜を形成する
高度な制御連携
ロボットの動き、ワークの回転制御そしてガン距離を含めたスプレーガンの制御。これらの高度な連携により薄膜の多重塗装が実現。品質、コスト、そして環境のテーマを満足させます。
スプレーガンを制御し膜厚をコントロール
ガンの狙い場所によってスプレー条件直感的に変えることができる
スプレーのパス回数が網塗り方式に比べ圧倒的に多い回転塗装。薄く重ね塗りすることにより、メタリック塗装、パール塗装において、塗料の持つ質感を最大限に引き出すことが可能になります。複雑形状のワークでは、ガンの狙いを変えながら薄く塗り重ねる。ワークの回転数がスプレーのパス数となるため、パス回数が網塗り方式に比べ圧倒的に多い「Rの技術」は手吹きや網塗りでは実現出来ない薄膜多重塗りが可能になり、ガンの狙い場所によってスプレー条件を変えることにより、高品質な塗膜が形成できます。
無駄な動きがないロボットティーチング
塗料消費量大幅抑制
網塗り塗装やスピンドル塗装と比べて、回転塗装「Rの技術」は、塗装は塗料を1/2~1/3ほどに削減が可能。網塗り時における塗装面積の約1/3となり、さらに、1個塗りスピンドル塗装と比べても、オーバースプレー領域(面積比)は約1/8となり、「Rの技術」の塗料使用量は大幅に削減可能になります。また、低圧時における霧化の微粒化に優れたスコッチガンや、1CC単位で制御するシリンジポンプシステム。これらをロボットが制御することで塗装コストを大幅削減化が実現します。
- 薄膜多重塗装の回転塗装「Rの技術」
- 低圧時の微粒霧化 スコッチガン
- 簡単ティーチング
- 互換性のあるティーチングデータ
- 1CC単位で精密制御可能なシリンジポンプシステム
簡単条件設定と塗装の見える化
各スプレーガンの吐出、霧化、パターンの設定パラメータ入力は、標準搭載FAパソコンにて簡単に入力可能。また、回転塗装には複雑なティーチングは必要有りません。回転体をトレースするだけの簡単操作です。
- オリジナルティーチングソフトによる簡単編集操作
- スプレー条件設定、ティーチングデータ等のデータ管理可能
- タクボ製ロボットとの高度なデータ互換性
治具の重要性
生産性に重要な役割
治具設計が生産性に重要な役割を果たしている理由は、ロボットの動きと塗料の消費の抑制です。品質を安定させ生産効率を高め、塗装コストを管理する最も重要な部分です。
薄く、速く仕上げる最適なワークポジション
ワークを回転制御しロボットは至極シンプルな動きで。これを支えるのが治具設計。ワークの最適なポジションが薄膜の多重塗装を具現化し、高品位塗膜を実現します。
回転治具は諸条件を考慮して開発
① ワークの塗装範囲 ② ロボットの最小限の動き ③ ロボットが塗装し易い位置 ④ 約450φ〜約500φの円柱ゾーンに収まるワーク配置 ⑤ ワーク/治具またはマスク治具の脱着作業の容易さ ⑥ オーバースプレーで汚れにくいこと
更新日:2017年7月21日