塗装方式-2
ワークに関するQ&A
Q. 小物サイズのワークにこだわるのはなぜですか?
小物パーツの塗装の需要が多くまた、その塗装専用の機器・設備が少ないニッチな市場を極めるために、ロボット・周辺の開発を目標にしています。
Q. 苦手とする小物ワークはありますか?
A. ソフトボーイ・プロシリーズやスワンロボットシリーズには殆ど有りません。まずは塗装するワークの形状を判断し、回転塗装を前提にセッティングすることで、高さ方向や、奥行き、左右方向の苦手な部分を克服し、さらにロボットの種類において、使い分けをします。小物サイズや中物サイズのワークは、殆ど回転塗装でカバーしています。
Q. 大物ワークの場合の塗装可能なサイズは、どの位ですか?
A. 回転塗装では現在φ500×H500の範囲が標準的な塗装範囲です。径が小さければ高さは900mm程の範囲で塗装が可能ですが、可能な方法を探るべく一度ご相談ください。治具の構造を含めたロボット塗装のご提案が可能かと思います。
コストに関するQ&A
Q. コストを下げる為の適切なブースのサイズとモーター容量の関係性を教えてください。
A. 排気量はブース幅に比例します。また、排気ファンも大型化します。したがって、ブースを必要以上に大きくしないことが、エネルギーコストを抑えることになり、重要になります。
Q. 円形治具リングを大きくし生産量を上げる方法にコストメリットはありますか?
A. リングを必要以上に大きくしてもコストメリットは有りません。リング径を大きくすれば塗装時間も塗料消費も設備も比例して増すことになります。
Q. 一般的な塗装ロボットに比べ、塗料の節約レベルが高いのはなぜですか?
A. タクボエンジニアリングが開発する塗装システムは、塗料を節約するためのシステムを追求し確立しているからです。スプレーガンから、ロボット、塗料供給装置や回転塗装技術。それを実現するティーチングソフト等、複雑に絡む機器を高度な制御技術により連携して、塗装コストの削減化を実現しています。塗装に関わる一部の機器を追求しても、総合的に連携しなければ実現しません。
ロボットに関するQ&A
Q. 回転塗装方式を採用する他社製塗装ロボットとの違いは何ですか?
A. タクボエンジニアリングでは、ロボットメーカーと違いエンジニアリングが基本にあります。 その優位性を基本に塗装に関わるあらゆる装置を技術開発しています。他社製回転塗装ロボットとの違いは、専用に造られているその総合エンジニアリングの差になっています。
Q. 塗装ロボットは防爆仕様ですか?
A. タクボエンジニアリングが製造販売する塗装ロボット、シリンジポンプ、ハンドリングロボットはすべて防爆仕様です。標準化しています。
Q. ダブルターン(Wターン)とは何ですか?
A. タクボエンジニアリングが開発した高精度ギヤを採用したワークの搬送装置で、ロボット塗装と作業者(準備)の協調作業を実現するためにロボット躯体に組み込まれた機器です。塗装ロボットが塗装している間、作業者はその準備できる様、ターンテーブルをダブルで設計考案しました。塗装ロボットがコンパクトでしかも作業性を高めます。
公開日:2016年11月11日