他社との違い
従来のロボット用ティーチングソフトとタクボエンジニアリングオリジナル塗装ロボットソフトボーイ・プロシリーズ専用に開発されたティーチングソフトの違い。
塗装専用に独自開発 その違い
塗装の為に開発されたロボット用ソフト
他社製塗装ロボットとタクボエンジニアリング製塗装ロボットの違いは、汎用ロボットか、塗装専用ロボットかの違いにあります。汎用ロボットを塗装用としてカスタマイズされているのが一般的で、塗膜性能や膜厚の追求、塗料消費量や塗装コストの削減などを同時に解決するのが困難です。ソフトボーイ・プロシリーズやラインダンサー、スワンロボットなど、タクボエンジニアリング製のロボットは、周辺機器を含めすべてシステム化され、ティーチングソフトを始め高度な制御により、塗装の数々の要求事項を追求することを可能にしています。
ロボット操作画面の比較
汎用ロボットは、基本的にティーチングペンダントで操作します。タクボエンジニアリング製ロボットは、一般パソコンを搭載している為、ティーチングペンダントとPC画面の両方で操作が可能です。汎用塗装ロボット
- ティーチングペンダントのみで操作する為に、操作性に乏しい。
- 設定画面が小さく編集・修正などの作業性に欠ける。
タクボエンジニアリン製塗装ロボット
- ティーチングペンダントとPC画面の使用で操作性が良好で作業が向上。
- PC画面を見ながら操作が可能。
ロボット教示操作性の比較
汎用塗装ロボットのPTP教示(ティーチング)に対し、タクボエンジニアリング製ロボットは、PTPをパック化(ソフト)し、塗装専用に開発されてる為に扱いやすい設計になっています。汎用塗装ロボット
- PTP教示の為編集、修正の作業性が困難。
- ロボット言語の知識を必要とする為、専門知識が必要。
タクボエンジニアリング製塗装ロボット
- PTPをパック化している為データの編集・修正が容易く、塗装の作業性に富んでいる。
- 専用パックティーチングソフトでロボット言語などの専門知識が不要。
塗装データの作成・編集の比較
ロボット塗装の教示(ティーチング)作業は、塗装テスト→修正→塗装テスト→修正→確認作業の繰り返しが基本です。その作業環境に対して、修正・編集作業の作業性が良し悪しを決定付けます。汎用のソフトウエアは、塗装用には開発されておらず編集作業性に難があり、作業時間を費やします。保存データがどこにあるか、どのデータを編集すれば良いかなど、そのような手間は塗装コストを押し上げます。汎用塗装ロボット
- スプレー条件などの塗装条件設定は、設定する毎に登録しなければならないので面倒。
- 編集する場合は都度、呼び出して保存し、教示(ティーチング)データを作成しなければならないので厄介。
タクボエンジニアリング製塗装ロボット
- 各スプレー条件は、起動データ内に直接登録する為、作業性が良い。
- 直感的に編集・修正が可能。
- 塗膜の追求ができ、塗料の性能を十二分に発揮することができる。
- 無駄な塗料使用量の削減に大きく貢献する。
塗装データの管理の比較
塗膜のトレーサビリティに適した塗装データの管理が可能か否か。塗膜も管理する時代です。汎用塗装ロボット
- 塗装する度に、塗装データが蓄積されグループ分けされずにそのまま保存される為に、呼び出し作業に手間がかかる。
- 塗装データを管理しにくい。
タクボエンジニアリング製塗装ロボット
- 塗装データは、一覧化されグループ分けされているので検索しやすく、呼び出しやすいので作業性が良い。
- 画像登録可能な為に、ワーク毎に塗装データを管理可能になっている。履歴としても管理しやすい。
スプレー条件の修正と塗料供給装置の比較
塗装に重要な周辺機器の一つ、塗料ポンプ。タクボエンジニアリング製塗装ロボットは、この塗料ポンプをシステム化し高度な制御システムでコントロールしています。汎用塗装ロボット
- 塗料ポンプは別オーダーが基本。制御するには別途プログラム構築が必要。
- ダイヤフラムポンプ:エアー駆動による圧送ポンプ→脈動がある。1CC単位の塗料の制御不可
- ギヤポンプ:高粘度塗料の定量供給に適している。1CC単位の制御は難しい。
タクボエンジニアリング製塗装ロボット
- 塗装ロボットに付属し制御で連携されている。
- シリンジポンプ:1CC単位で制御可能。ロボットの信号を受けて塗料を精密に供給。
- 無駄な塗料消費の削減可能。
- ロボットとセットになっている為に、塗料の見える化が実現。
塗装システムの比較
他社製の塗装ロボットとタクボエンジニアリング製ロボットとの大きな違いは、システム化されているか否かです。塗装生産で重要な要素は、塗装作業のツールとして使いえるか使えないかにかかっています。塗装に必要な機器(周辺機器)を制御で結びシステム化することで塗膜やコスト、環境を追求可能になります。汎用塗装ロボットによる塗装システム
- 汎用製品の組み合わせによる塗装の不確実性が発生する。
- エンジニアリング的構築が困難。
- 時代性に即した、塗膜開発、製膜技術やその追求、コスト追求、環境対策などを一元管理が難しい。
- ロボット1台あたりのスプレーガン搭載数が少ない為、塗装生産量が少ない。
タクボエンジニアリング製塗装ロボットシステム
- すべての周辺機器が高度な制御や塗装生産の考え方で結ばれている。
- 時代に即した塗料や塗膜などに即座に対応可能。
- スプレーガンの装着数が多い。
- ロボット1台あたりの塗装生産量が多くまた、生産量の調整幅が大きい。
公開日:2017年1月30日