何故今、スワンか?
Dr.TAKUBO's COLUMN
スワン物語 Vol.1
自立型 防爆ロボットへ
天吊り移動式ロボットを開発したタクボが、自立型ロボットを誕生させました。
何故、今、自立型ロボットか?
天吊り移動型ロボット、特に「ラインダンサー」の可搬重量は約20kg。最大12丁のスプレーガンを搭載可能にしています。
したがって、最大スプレーマン12人分の仕事を1台で処理してしまう合理的マシンで、膜厚コントロールや塗料消費量削減など、大量生産を効率的にこなしてしまいます。もちろん、回転塗装のRの技術をベースにしたシステム構成です。
大量生産から少量多品種生産まで幅広く対応するのが「ラインダンサー」です。
時代は進み、少量多品種生産が主流になってくると、特に日本では、オーバースペックのマシンに落ち着いてしまう。即ち、ちょうど良い量産機が必要となってきた訳です。
自立型ロボットは、日本が最先端を行き完成度が高い。ところが、塗装専用のロボットが有りません。ロボット、コントローラ、スプレーガンや塗料ポンプが一体となり、これ一台で塗装ができる便利なマシンが無いのです。
そこで誕生したのが、塗装専用ロボット「スワン」となるのです。
独自に開発した、小型防爆モータを使用し、塗装に必要な特にRの技術に必要なロボットの最低軸数4軸で完成。「ロボットは6軸だ」と思っている方、塗装に関しては無意味です。ワークとロボットが協調作業すれば4軸で十分なのです。1軸、2軸と言ったらレシプロなど自動機になりロボットから外れますが・・・。
とある会社の役員さんは言いました。「設備投資するなら、最新の機器でなければ意味が無い。今まで通りの従来機を導入しても競争には勝てない」と。
そんな、ユーザーさんに答えるべく開発しました。