メッキ塗装を実現するインジウム ミラー コーティング システム

　採用ロボットは、ラインダンサー（M-type）、スワン・プロの2機種から。スプレーガン仕様や塗料供給システムやブースに至る全てをセットアップし、システムを構築します。
　塗装技術は全てRの技術を採用。条件設定などオペレーションはタクボオリジナル　ティーチングアシスタントソフトウエア「スワニスト」が担います。

使用ロボット　タクボエンジニアリングオリジナル　コアテクノロジー

スワンプロ

スワンプロ　2gun_4top

• スワンプロ　スタンダードタイプ

  

• 1度に2リング（治具）を同時に塗装します。
• 高精度回転機能付き搬送装置（4top）を標準装備。

スワンプロ　ターレットガン仕様　2gun_4top

• ロボットの先端にターレットガンユニットを装着。

  

• ワークリングの内側など、スプレーガンが届きにくいところを補います。
• 1ユニットに2ガンを装着し、2カラーに対応します。
• ※ワークは参考イメージ
• ブースはオイルブースを使用

ラインダンサー

防爆塗装ロボット　ラインダンサー 8Top
回転機構付き搬送装置、Wターン8top装備。4個のワークを同時に塗装します。
連続するコンベアラインから切り離され、ハンドリングロボットにて移載を担います。
コンベアラインを汚すことなく塗装生産が可能になります。

ロボットアーム　　ラインダンサー

• オリジナル防爆モータ使用

  

• 可搬重量20kg
  最大16丁ガン搭載可能なロボットアーム
• 吊り下げ方式4軸ロボットアーム
  塗装スペースを最小限に抑え、複数ガンで最大のパフォーマンスで塗装生産可能にします。

ターレットガン　3ガン仕様　　ラインダンサー

• 3ガン仕様

  

• 3コートに対応
  ガンアタッチメントが回転することで、カラーチェンジ
• ワークの裏側や回転するワークの内側をカバー
  スプレーが届かない部分の塗装に。
• 1台のロボットで3コート可能

塗装データ作成専用ロボット　データプロ／DATA-PRO

データプロ

　データプロは、塗装データ作成専用塗装ロボットです。
ティーチングデータをはじめ、条件設定また、塗装テストデータ、各種ワーク情報など、塗装テストや試験、条件出し、塗り板見本専用に開発された塗装ロボットです。
　塗装テスト以外の活用法として、ロボット従事者教育用としてもお使いいただけます。

塗装データ作成専用ロボット　データプロ

• 条件出し専用塗装ロボット

  

• 生産ライン上での塗装テストを廃止し、色出しにかかる無駄なタイムロスを無くします
• 標準装備のティーチングアシスタントソフトウエア「スワニスト」において、条件出し作業や塗装テストを行い、その塗装データを本生産ラインのスワンプロやラインダンサーロボットへ転送します。
• 再現性は高く、簡単な位置調整で塗装データを再現し、本生産を停止させずに塗装の条件出しが可能になります。

品質の安定化

• 各地に点在する工場での品質のばらつきをなくします

  

• あらゆる分散生産リスクを回避します

塗料供給システム

シリンジポンプ ／ Syringe pump

　1cc単位で制御可能。不連続薄膜をμ単位を可能にするには、精密な供給装置が必須となります。ロボットやスプレーの条件設定でμ膜を再現する塗装に重要な心臓部です。
※インジウム ミラー コーティング システムの標準システムにデータプロは含まれません

メンテナンスが簡単な機構

• 分解メンテナンスが簡単

  

• 洗浄作業が簡単
  洗浄装置を付帯することで、洗浄時間大幅短縮化
  作業性向上

システム化された塗料供給装置

• 塗料を高度な制御で精密にコントロール

  

• カラーチェンジシステムやシステム洗浄装置を含めたシステム化
• パールやメタリック塗料も可能
• 水系塗料も対応可能
• ※インジウム塗料はインジウム専用回路を設計

システム名称

システム名称の解説

　ロボット数、コート数、ロボットブランド名称を短縮化し、システム名としてわかりやすく区分しています。
3Cのコート数はいわゆるガン数と同じ意味を持ちます。1ガンで3コートシステムも可能ですがカラーチェンジシステムや洗浄に多少の時間がかかるため、より生産量を上げるため自社開発の複数ガン装着アタッチメント「ターレットガン」などを採用しています。1台のロボットで複数コート可能なシステムです。
→複数ガン装着アタッチメント

標準システム　4タイプ

　インジウム ミラー コーティング システムは、目標生産量や品質、設置スペース、生産スタイルに合わせて、バッチ式と自動式を合わせて4タイプを標準でラインナップしています。また、設計上トップコートの仕様や5コート化に変更された場合でもこの標準システムからカスタマイズしてゆきます。

1. 3R3C　ラインダンサー4gun8top　自動式塗装システム

1台のロボットで1コート担当し、ロボット計3台で構成する塗装システムです。
移動の時間も短く、生産性がよく大量生産向けです。

• 3R3Cラインダンサー4ガン8トップ自動式塗装システム（大量生産向け）
• 1台のロボットに4ガン搭載　搬送装置（テーブル）8top

2. 3R3C　スワンプロ2gun4top　自動式塗装システム

3台のロボットで3コート（1台1色）を処理します。メッキ塗装のコンパクトタイプの準大量生産システムです。
スワンプロは自立型単体ロボットで、移載はスワンプロ搭載の回転装置付きダブルターンが担当します。コンベアーから切り離され、塗装物搬送装置コ_スワンがハンドリングを担うため、ラインが汚れず、ブツなど塗装不良を予防します。

• 3R3Cスワンプロ2ガン4トップ自動式塗装システム（準大量生産向け）
• 1台のロボットに2ガンを搭載　搬送装置（テーブル）4top

3. 1R3C　ラインダンサー ターレット 3Gun 4top　自動式塗装システム

1台のロボットで3コート（1台3色）を処理します。メッキ塗装の少量多品種向け生産ラインです。
色変えがスピーディーに行える、3ガン装着可能なターレットガンユニットを搭載しています。
コンパクトな塗装システムとなります。

• 1R3Cラインダンサー3ガンターレット4トップ自動式塗装システム（少量多品種向け）
• 1台のロボットに3ガンを搭載　搬送装置（テーブル）4top

4. 1R3C　スワンプロ ターレット 2Gun 4top　バッチ式塗装システム

1台のロボットで3コート（1台3色）を処理するバッチ式塗装システムです。1コート処理ごとに作業者による乾燥炉へ。 少量生産向け塗装システムです。イニシャルコストも抑えられます。

• 1R3Cスワンプロ2ガンターレット4トップバッチ式塗装システム（少量多品種向け）
• 1台のロボットに2ガンを搭載　搬送装置（テーブル）4top

生産量　パフォーマンス

インジウム ミラー コーティング システムは標準の4タイプから設計いたします。

• インジウム ミラー コーティングは、人が介在するバッチ式から大量生産向けの自動式まで対応可能です。
• 目標生産量や設置スペースなどから選択いただけます。
• 目標生産量やコート数などを勘案して設計いたします。
• 大量生産や各地に分散生産する場合、データ作成専用ロボットデータプロを併せてご提案いたします。
  データプロとは：生産ライン上で条件出しや塗装テストをするのではなく、条件出し専用ロボット

お問い合わせは

お問い合わせは お問い合わせページからお願いいたします。