スワンの応用(SWAN-application)
SWAN
スワンは、自立型4軸塗装専用防爆ロボットです。独自開発専用スコッチガンや搬送装置Wターン、ワンカップシリンジ塗料供給システム、コントローラなど塗装に必要な機器がセット化され既存ブース前に設置するだけで直ちに塗装生産が可能です。また、独自開発防爆塗装物搬送装置「コ・スワン」をレイアウトすることで、多色化、量産化などオートメーションシステム等の生産スタイルが自在に構築できます。
スワンの応用範囲は幅広く
手動式 作業者が介在する標準的な塗装システム例です
標準システム
人が介在し、ワークの台車からの載せ替えを作業者が担います。
もっとも標準的な使用例です。塗装ロボットの新規導入、既存のロボットの入れ替え、更新などに。
バッチ型 塗装
- 塗装ロボットの新規導入
- 小ロット多品種生産
- ロボットの入れ替えや更新
- 回転塗装技術の導入
- 塗装コストの削減化
自動式 オートメーション塗装システム例です
1R1C
1台のスワンロボットに塗装物搬送装置コ・スワンをレイアウトし、1コートを連続的に自動塗装します。
コ・スワンをレイアウトすることで、コンベアラインをオーバースプレーで汚すことなくキレイに保つことができ品質を保ちます。また、クリーンルームシステム内での構築も可能です。
1R1C 1ロボット1コート自動塗装システム例
- 1コートを自動生産
- 塗装の自動化
- 小ロット多品種生産
- クリーンルーム内レイアウト可能
1R2C
1台のロボットで2コートを自動生産します。
防爆型塗装物搬送装置コ・スワンをレイアウトし、セッティングラインを設け2コートをコンパクトなラインで可能にする使用例です。(ワークはドアミラーを想定しています)
色変え時における洗浄溶剤の消費量の削減化、作業手間の削減、短時間化を実現しています。
1R2C 1ロボット2コート自動塗装システム例
- 1台のスワンロボットで2コートを自動生産
- 色変え時における塗料や溶剤の消費を大幅に抑えます。
- 色変えの短時間化と作業手間の削減
- クリーンルーム対応可能
2R2C
スワンロボット2台構成による2コート自動生産例。
防爆塗装物搬送装置コ・スワン2台を配置しコンベアラインへワークを移載します。
小ロットから中ロット、量産まで対応します。また、色変えが多い多品種生産に適応します。
2R2C 2ロボット2コート自動塗装システム例
- スワンロボットとコ・スワンをレイアウトするだけで既存のコンベアラインに適応
- クリーンルーム内設置可能
- 塗料の消費量抑制
- 色変え、段取り替えの作業手間やコストを大幅削減
3R3C
スワンロボット3台、塗装物搬送装置 コ・スワン3台をコンベアライン前にレイアウト。
各スワンロボットが1コートを担当し3コートを連続的に生産します。
3R3C 3ロボット3コート自動塗装システム例
- 3コートをコンパクトなシステムで実現
- 塗料使用量大幅削減
- 色変え洗浄用溶剤、廃棄溶剤の大幅削減
- 多品種、多色生産に適応
- 小ロット生産から大量生産に適応
4R1C DragonLine
スワンS型ロボットを4台配置し、1コートを回転治具に装着した8つのリング治具を同時に塗装します。スワンS型ロボットを横並びに配置しラインの前後(ブースの左右)にドラゴンラインアキューム機構を配置。ドラゴンラインとスワンロボットのレイアウトで、大量生産が可能。また、ブースも1台ですみ、給排気にかかるエネルギーコストを抑えます。
- コンパクトな大量生産システム
- ドラゴンラインのレイアウトでエネルギーコスト削減
- 回転塗装実現により塗装コストの大幅削減
スワンロボット 適応ブースサイズ
ブース高は、2300mm以上、ブース幅は、2400mm以上(ワーク500φ使用時)が標準となります。
有効ブース高 参考設置側面図
有効ブース幅 参考設置天面図
新開発防爆型塗装物搬送装置「コ・スワン(CoSWAN)」
塗装物搬送装置 コ・スワンは、独自開発の小型防爆モータを採用し、火災危険領域における使用を可能にしています。塗装室、クリーンルーム内の自動移載装置として安全に使用出来ます。
CG画像は設計段階の構想図です。実物と異なる場合があります。