ディスクパック
回転塗装用に特化されたソフトウェア【ディスクパック】は、ティーチング時間の短縮化,塗料使用量の削減化を追求するために開発され,塗装条件も含めて正確に再現できるよう設計されています。
回転塗装用に特化されたティーチングソフト【ディスクパック】
ソフトボーイ・プロシリーズの塗装ロボットには、ティーチングを支援するソフトが充実しています。「ディスクパック」回転塗装専用ソフトは、比較的平らなワークを平置きで回転塗装する際に便利なソフトです。
ディスクパックティーチングソフト 【ディスクパック/DISK PACK】
ディスクパック 塗装(DPコーティング)
ディスクパック塗装とは、平面にワークをセットしてディスクを回す様に塗装を行います。内周と外周の周速の違いを塗装速度に変化を付けて膜厚の調整を行います。教示方法は2点教示になります。スタートポイントとエンドポイントを入力して2点間を指定ポイントで分割し、分割したポイント間の速度を変化させる事で膜厚の調整を行います。ディスクパック 塗装(DPコーティング)
- 平置きの回転塗装は、内外周の周速差がある為、ガン速度を変える必要があります。始点(スタートポイント/Start Point)と終点(エンドポイント/End Point)の2点の位置と速度を設定するだけで、2点間の速度を自動計算して塗装データを作成します。
- X軸、Y軸に分割した4つの面の塗装データは対称になるため、パソコン上でデータを変換して容易に作成することが可能です。
- ディスクパック(DP-PACK)は、回転塗装の平塗りを得意としたソフトです。始点(スタートポイント/Start Point)と終点(エンドポイント/End Point)の2点を登録するだけで、基本は完了。スプレー条件や、正逆回転指示などを順に登録していくだけで塗装データは完了します。
ロボット位置を希望する位置へ移動するだけでポイント登録が簡単
- PTP(Point To Pointティーチングモード)によるリモートモードでロボットを意図する位置へと移動して、その位置をポイント登録でき、プログラミング言語を編集することなく簡単にティーチング作業を行えます。
- 微妙な修正もPTPモードで編集修正登録するか、新規作成画面にあるポイントデータを直接数値入力することも可能。リモートへ登録も、数値入力もともにダイレクトに作業ができます。
- ロボットの位置情報は常に画面で表示され、今のロボット登録の位置がどこなのか直ちに確認でき、作業の効率よくしかも早く進めることができます。
スプレー条件も同時に登録可能 塗装コストも自動計算
- ロボットの軌道を教示すると同時に、スプレーの条件設定も同時に行えます。
- テスト塗装後スプレー条件の変更修正もダイレクトに画面の数値を変更するだけの手軽さ。従来のティーチングソフトのように事前登録しておく面倒な作業はありません。環境や塗料の変化などによる条件変更が生じた場合に即座に対応可能です。
- もちろん条件設定のリスト化も簡単登録。
- 塗装仕様の中の塗料単価(主剤、硬化剤、シンナー)塗料の配合比(:)を入力することで、塗装終了後塗装時間及び使用した塗料から塗装コストを算出して表示します。
スプレーパターンはワークの形状や塗料に合わせて詳細に設定可能
- 塗装ワークの複雑で凸凹のある部分に対して、細かくスプレー条件を設定できます。
- 塗装ワークの広い面は、広く大きいスプレーパターンで。凹凸のある部分は、小さくもしくは狭いスプレーパターンを設定し、使い分けます。
ティーチングの一連の作業を簡単にし、作業時間を大幅短縮
- DP-PACKは、ティーチング作業から、テスト塗りまでの一連の作業を大幅短縮します。
- ワークの画像なども登録が可能なので、ワーク画像と塗装データを合わせて保存でき、また、管理が可能になります。
- 作成されたデータも簡単に登録、リスト化が可能。別メディアにバックアップして安心して安全に作業が進められます。
再現性が極めて高いデータしかも共有使用可能
- 登録されたデータは、ソフトボーイ・プロシリーズのロボットであれば、簡単な位置調整の後、即再現が可能です。
- 点在する工場間でのティーチングデータの共有が可能になり、品質のばらつきを抑え、安定した品質で塗装生産が可能になります。
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公開日:2017年1月30日